ダンジジャー コラボレーション ストーリー
 コラボレーションストーリー エピローグ


『“もやもやつかまえーる”起動 敵 ヲ 捕獲 シマス』


「え、え!?何が起きたんだ!?」
「うわっなんか光ってる…!」
『”もやもやわるかー” ノ 捕獲 ヲ 完了 シマシタ』


「…捕まえられた…?」
「そうなのではないか?」
「さっきまでワルカーがいたところには、何も残っていないですが…」
「紅輔くん、ちょっと貸して頂いていいですか?」
「え?う、うん」
「琥珀、分かるのか?」
「ええ、恐らく分かるかと…
 ふむ…どうやら、きちんと捕獲出来ているようです」
「おお…!ということは…!」
「これで任務完了ということだ」
「みんな!やったじゃないか!」
「無事に捕まえることが出来てよかったですね」
「はい!トシマッハさんも、プリズムさんもありがとうございました!
 お二人のお陰で、無事にもやもやワルカーを捕まえることができました!」
「そんなことはないさ!オレたちはほんの少しだけ力を貸しただけだよ」
「そうですよ。ワルカーを捕まえることが出来たのは、あなた達の力ですよ☆」
「それでも、お二人がいなかったら、
 きっとワルカーは捕まえることが出来なかったと思います。
 本当に、ありがとうございました…!」
「はは…これは参ったな…」


「さて…これで無事、もやもやワルカーを捕獲できたわけですピヨが…」
「ということは…もう帰らないといけないですね…」
「そうなのですピヨ。防衛機関への報告もしなければいけませんピヨ」
「ええーもう帰るのかー」
「わがままを言うな、翠。俺たちは遊びに来ているわけじゃないんだぞ」
「そうですよ。それに、九州のことを放っておくわけにもいきません」
「はっ!本当だ!」
「何も起こっていないといいのだが」
「そういう訳にはいかないだろうな…」
「九州…無事でいてくれ…!」


「そうか…もうお別れか」
「一緒にいた時間は短かったですが、寂しくなりますね」
「彼らにも守るべき場所があるんだ。仕方ないよ」
「そうですね…」
「彼らには、彼らの戦いがあるのだから…」


「トシマッハさん、プリズムさん、短い間でしたが、お世話になりました」
「帰るんだね。君たちの九州へ」
「はい。今回は、俺たちの為にお手間をお掛けして…」
「手間だなんて思っていませんよ。
 ヒーロー同士、協力するのは当たり前のことです」
「ありがとうございます。今度は是非、九州にいらして下さいね」
「ああ!もちろんだ!」
「九州に来るなら、絶対熊本に来てくれよなー!」
「何を言っている。まず一番最初は大分の温泉だろうが」
「それなら宮崎だって紹介したいところいーーーっぱいありますよー☆」
「鹿児島は美味い食べ物が多いぞ」
「ふふ、楽しみにしていますね♪」


「皆さま、そろそろ参りますよ」
「う、うん…
 トシマッハさん、プリズムさん、またいつかお会いしましょう!」
「ああ!また会おうぜ!みんな!」


「よし、
 みんな、帰ろう!オレたちの九州へ!」




こうして、ダンジジャーたちの長い旅は終わった。
素敵な仲間、トシマッハとプリズムに出逢い少しだけ成長したダンジジャーたちは、
彼らが本来守るべき場所である、九州に帰っていくのであった…


Fin