ダンジジャー 質問10
 第十回:「みんなからの質問に答えてみよう!その2」
「なぜなにダンジジャー 質問回答編第二回!」
「いつの間にそんなタイトルが付いたんだ?」
「オレが!今!決めた!」
「えー!こーすけ勝手に決めてんじゃねーよー」
「いーだろ別に…だってオレがリーダーなんだからさ!」
「お、おれはなーまだお前がリーダーだって認めて…」
「はいはい、くだらない喧嘩はそこまでにして貰えますか?」
「…はい」
「前回の続きだろう。さっさと始めるぞ」
「色々考えてきましたけど…
 そういえば次はどの質問に答えるか決めてませんでしたね」
「そういえばそうだったな。どの質問がくるか楽しみだな」


「じゃあ、気を取り直して…
 今日ひとつめの質問はこれだ!」




【自分の住んでいる県以外だと何処に住みたい?】


「自分の住んでる県以外ねー…」
「少々難しい質問ですね」
「孝紫の場合、なんとなく察しはつくけどな」
「えー、あおいも分かりやすいじゃん」
「…そんなことはないと思うが…」
「じゃあ、葵先輩はどこに住んでみたいです?」
「私は…神奈川県の箱根、か…愛媛県の松山でもいいぞ」
「やっぱり温泉じゃん!」
「葵は本当に温泉が好きだな」
「いいではないか!温泉は私の生きがいだ!」
「ま、まぁ落ち着けって葵…
 ええと…じゃあ次の人…孝紫くんは?」
「俺か?そうだな。俺は北海道に行ってみたいな」
「北海道かー…夏とかでも涼しいんだろうなー」
「反対に冬は大変そうだけどな…」
「北海道って、やっぱり食べ物目当てですか?」
「まぁ…そうだな。北海道に限らず、
 食べ物がおいしいところならどこでも行ってみたいがな」
「え!食べ物がおいしいところって日本に結構あると思うんだけど…」
「…その通りだ。
 出来たら日本各地を巡っておいしい食べ物を食べながら生活したい」
「それはそれで楽しそうですね!」
「そう言う橙矢はどこに行ってみたいんだ?」
「ボクは…瀬戸内海とか興味があります!」
「ああ、柑橘系がおいしいよな」
「はい!他にお魚もおいしいって聞きます!
 瀬戸内海以外では、出雲や伊勢にも行ってみたいです☆」
「神様の御膝元ですか。橙矢くんらしいですね」
「琥珀はどうなんだ?」
「そうですね…僕は長野県ですかね。
 なんとなく過ごしやすそうなイメージがあります」
「んん?そーなの?」
「軽井沢は避暑地として有名じゃないですか」
「!軽井沢って長野県だったのか!」
「翠…お前はもう少し勉強を頑張ろうな…」
「えー…そんなことよりくろさんはどこに住みたいの?」
「俺はそうだな…福島県の会津か…京都だな」
「黒先輩が京都!」
「そんなに驚かなくても…」
「いや、黒ノ介が京都とは…何処か似合うなと思ってな。
 それよりどうして会津や京都なんだ?」
「会津は漆(うるし)塗りの漆器に興味があってだな…
 京都に関してはその…湯豆腐が有名だろ?」
「なるほど湯豆腐か…」
「孝紫くんは食べ物のことになると元気になるよね」
「そんなことはないぞ。そういえば紅輔はまだ発表していないな」
「オレは明確にどこに住みたい!とかじゃないんだよね」
「どういうことですか?」
「なんて言うのかなー行ってみたいところとか、
 見てみたいものが多過ぎてここ!っていうのが絞れなくて…」
「ああ、そういうことか」
「でも、最終的に帰りたいって思うのは福岡だけどな!」
「生まれ故郷が一番過ごしやすいに決まっているからな」
「それはだいたいの人が同じだと思いますよ★
 …ところで…翠先輩の発表がまだだと思うのですが…」
「本当だな。翠はどこがいいんだ?」
「…おれさ…イタリアへ行きたい」
「は!?お前何言って…」
「サッカーするんだったらやっぱり本場でプレーしたいじゃん!」
「翠先輩がめずらしく本気になっている…!」
「めずらしくってー!失礼だぞとーや!」
「まぁまぁ。でもイタリアへ行くのでしたら、
 勉強はきちんとした方が良いと思いますよ」
「そうだな。せめて言葉が通じるレベルにしておかないとな」
「う…うん、そうだな…頑張る…」


「え~っと、じゃあ続いてふたつめの質問…っと」




【宝くじが当たったら何に使う?】



「ゲーム買う」
「温泉を掘る」
「お前たちは実に欲望に忠実だな」
「そう言うくろさんは何に使うんだよー」
「俺か?俺はそうだな…貯金しようかな…」
「貯金って…さすが黒ノ介くん…現実的すぎる!」
「なぁ、これは褒められてるのか?貶されてるのか?」
「あまり気にしない方がいいんじゃないですか?」
「琥珀くんは、宝くじ当たったらどうするの?」
「僕は…新しいチェス一式と、画材を少し買って、
 残りは通っている教会の修繕費にと考えています」
「わわっ、他の人のために使うことを考えていらっしゃるなんて、
 琥珀先輩らしいです!」
「そんなことはありませんよ。
 自分のためにも使っているんですから」
「こはっくんってやっぱりすごい人だ…
 ところで、こーちゃんは何に使うのー?」
「俺は食べ物と、あと野球の道具に使おうと思う」
「食べ物には目がない孝紫が…」
「全額食べ物に使わないなんて…!」
「俺だって食べてばかりじゃないのだが…」
「こーちゃんがぐぬぬって顔してる」
「橙矢は何に使うんだ?」
「僕は、日本全国写真撮影ツアーをしたいです!」
「ああ、写真大好きっ子の橙矢らしいな!」
「ツアーってバスツアーとか?」
「バスツアーですか!楽しそうですね☆ってそうじゃなくて、
 一人で電車とかで色んなところを回ってみたいなって」
「一人旅というやつですね」
「はい!宝くじが当たっても当たらなくても、
 いつか行ってみたいなって思ってます!」
「紅輔くんはいったい何に使うんですか?」
「オレは…新型武器の開発に使うぜ!」
「なん…だって…!?」
「いきなりリーダーらしい発言だな」
「だってたくさん資金投資したら、すっごい武器が造れそうじゃん!」
「すっごい独楽か!」
「そう!すっごい独楽!!
 それを完成させればワルカーだって一撃でやっつけられるぜ!」
「そんなに簡単にいくものなのか?」
「防衛機関の英知を結集したら出来るって!…多分」
「紅輔が宝くじに当たったら、技術開発の人が忙しくなるな」


「ひとまず、今回はこんなところか」
「続きはまた今度!よーしパトロールに行こうぜ!」
「あ、翠先輩待って下さいよー!」
「あいつ…自分の持ち場確認してないだろ…」
「翠はいつも元気だな」
「いや、ただ単に何も考えていないだけかと思うが…」
「おやおや、仕方ありませんね。
 では、僕たちも行きましょうか」


「よし、じゃあ今日のところはここで解散だな」