株式会社コアデ » ダンジジャー 組織図




「やっと九州全県、案内し終わったな。あ、紅輔、お疲れ!」
「あ、ああ…ありがとう、黒ノ介くん」
「おやおや、どうしたのですか?
 肩の荷が下りたというのに、表情が優れませんね」
「なんかヘンな物でも食べたんじゃねーの?」
「翠先輩じゃないんですから、そんなことないと思いますよ?」
「落ちている物でも食べたのか?」
「む、落ちている物を食べるのはよくないぞ」
「そ、そんなことしねーよ!おれってどんなイメージ持たれてるの!?」
「まぁ、翠くんの事は置いておいて…
 紅輔くん、いったいどうしたのですか?」
「いやさ、ヒヨコメカが何か意味深な言葉を残して飛んでったから気になって…」
「意味深な言葉?」
「うん。”これで終わりじゃない”って」
「…これで終わりじゃないっ…て、観光案内がですか?まだ何かあるんですか?」
「紅輔、ヒヨコメカから何か聞いていないのか?」
「それが、教えてくれないんだよ。皆が集まってから話すって」
「ヒヨコメカ…何をたくらんでるんだよ…!」
「企むって…まぁ俺たちがここでどうこう言っても仕方ないさ。
 ヒヨコメカが来るまで待つとしようぜ」

「皆さまお待たせしましたピヨ。全員集まっていますピヨ?」
「やい!ヒヨコメカ!いったい何をたくらんでるんだ!」
「落ち着かないか翠。ヒヨコメカに噛みついてもしようがないだろ」
「そうだぞ翠。ヒヨコメカは金属だから食べれないぞ」
「(そういう意味ではないと思うのだが…)」
「ヒヨコメカ!皆揃ったぞ!この間の言葉の意味、教えてもらおうか!」
「よろしいですピヨ。心して聞くといいですピヨ!」
「(さっきから何なんだ、この流れ)」
「おやおや、なんだか面白くなってきましたね」
「琥珀先輩、楽しんでますね♪」
「皆さま…観光案内をしただけで満足していませんピヨ?
 ダンジジャーの仕事が、これだけでいいなどと思っていませんピヨ?」
「う…確かに…紹介をし終わって、
 これで福岡を分かってくれたっていう気になってた…」
「それは間違いですピヨ!九州に来て頂いて、楽しんで頂く…
 そこまでして、真の任務完了と言えますピヨ!」
「たしかにそう言われるとそうだよなー。
 紹介しても来てくれなかったら意味ねーもん!」
「そうですね。
 九州の魅力を知って頂くには、直接来て頂く他にありません」
「本場の味は、本場で食べるからこそのものだしな」
「そうですピヨ!
 残念ながら皆さまは、まだそこまで出来ていないですピヨ!」
「な、なぁ…ならいったいどうすれば皆遊びに来てくれるんだ?」
「それを考えるのも皆さまのお仕事ですピヨ。」
「わ~…ヒヨコメカって案外厳しいんですね~」
「ヒヨコメカは本部との通信役だからな…
 本部の人達はそう思ってるんだろう…」
「そういう訳なので、どうすれば九州に来て頂けるか…
 皆さまで考えて欲しいですピヨ」
「オレたちだけで考えろ、ってことか…」
「ええ~おれそういうの考えるの苦手なんだよ~」
「何を言っている。これも立派な任務だぞ。」
「そうですよね!
 みんなで考えればきっと何かいいアイデアが浮かびますよ★」
「皆で1つずつ考えたら、7つのアイデアが出るもんな」
「何事も前向きに考えないと、だな。
 …佐賀な~どうやったら来てくれるかな~」
「それをこれから皆で考えるんですよ!
…どうやら、忙しくなりそうですね…」
「難しい任務だけど…これもオレたちの仕事だよな…!よーし、頑張るぞー!!!」